ノウハウのデータ連携と今後

6月も最終日。毎日ジメジメでウンザリ...と思うと急に晴れてメチャ暑でウンザリ...
景気の方もパッタリ止まってる印象でまたまたウンザリ...(;´∀`)
ただ、この先に向けて試作も入って来ていて見積りやら工程計画やら毎日机に座ってカチカチやっています。
すっかりIT業者www

製造業のIT化は今は一般的になっている様に見えますが、実際の所現場では作業者の能力に頼った操業がなされているのは我々現場サイドでは当たり前の事実。
ですが、新規機械の導入を進めて行く中でここでも書いてますが、工作機械の流れはノウハウのデータ化、操作の一般(陳腐)化が進んでいます。
この使い難い機械を熟練者が扱う状況は正しく過渡期ですね。
このまま進めて行くとどうなるんでしょう。
様々な会社のノウハウを共有出来るのは凄くワクワクします。設備、設置場所トータルで考えるとかなり大きな金額になる機械加工界隈ですが、製造する為のノウハウがあれば採算の見通しも立てやすいしEV等が黎明期である事を考えると参入する企業も多くなりそうです。

海外に目を向けると実際にデータ連携が進んでいて全く違う産業からの製造業への参入が増えている、参入障壁が低くなった等の声が聞こえます。

一方で「誰でも出来る」状況になって行くのは明白で、そうなると資本の大きい会社が有利になる。
これって現状の日本の強みになるでしょうか?
世界のトレンドに乗ると言う意味では必要だと思いますが、所謂魔改造が得意wな日本の強みは現場サイドの創意工夫、ノウハウの蓄積による部分が大きいと思います。日本で製造職に就く楽しさの一つがこの部分ですよね?
この尖った部分を上手く残して育て、データ化の武器とする事こそ日本の進む道なのかと考えます。

その為には工具の知識や加工の技術を習得しまくるのも大事なんですが、「こうしたら、どうなるかな?」と言う様な好奇心や探究心を持ち続ける事こそが一番大事な所で我々が後進に伝えていくべき事かと思います。


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