立旋盤レビュー2

6月入りました。
いきなり荒れた天気...大丈夫でしたか?景気もイマイチですが、皆様如何でしょうか?
うちも仕事は一段落しそうな気配ですが、人数少なくてバタバタしてる感じです。

立旋盤はフル回転とはいかないまでも稼働していて、勘所も掴めて来ました。
治具はマシニングっぽい感じの治具が良い感じで使えますが、マシニングとの決定的な違いは治具に遠心力が掛かる事。
薄い品物を押さえる為に軽く締めた状態でスタートすると...治具すっ飛びますwww
これを考慮して考えると支柱はクランプで押えるのではなく面板にタップ立ててネジ込んだ方が安全。
油圧のチャックの面にも結構タップ立ってるので、上手く利用したい所。

それと生爪にもタップ立てたりすると良い感じです。

加工自体は多少の慣れが必要ですが、寸法は安定しますね。
下に置くと言うのがこれほど安定する方法だとは思いませんでした。某アニメでもよく出てくるセリフですが、重力の影響は大きいです。
特にフランジ形状は正面盤より寸法出やすいし、治具も多様な種類を使えると思います。
治具製作が結構楽しい。
6爪チャックは立旋盤で真価を発揮する道具かもしれません。特に両端面の平行精度は、あまり考えなくても普通にトンボして0.01以下で出る優秀さ。


これは外径φ440 内径φ385のリング。
肉厚27.5と言うと8~10インチに慣れている私からすると「結構肉厚あるね」と言う印象ですが、大きくなると全く違ってきます。
チャック圧8Mpa(これ以下にはならない)でも0.2程度の歪が発生するので簡単では無いです。
このリング、内外径は一般交差ですが両端面が内径に対して直角度0.01、次のミーリング行程で結構穴が開く、Dカットもあってそれぞれ交差が入ってると言う中々ウルサイ品物。
真円度が0.1以上になってると後々非常に面倒と言う事で、一般交差にも関わらずそれなりの真円度精度(0.05位かな)を要求される品物。
押さえ治具と手締めの治具を駆使すると0.01~0.02程度には出ますが、今回は数が多いので治具セット~芯出しの流れをもう少しリズム良く行いたいと思い6爪溶接してチャレンジ。

相変わらずの下手溶接...なので引きで(;´Д`)
まぁ治具だしね、使えればOKっすwww


うん、想定通りでOKOK。

梅雨入りしそうな天気だしイマイチ景気もパっとしませんが、ポジティブに行きましょう。


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