適正価格

何の仕事にしても価格は大事。見積もりは仕事の中でも大きなウェイトを占めますよね。
(見積もりについては、ここここで書きました)
独立直後は見積もりする度、「高いかな?高いと思われたらイヤだな」とか本当にドキドキしたものです。
10年目に入って多少は慣れましたが、今でも思います。

今はターゲット価格を聞けるお客様が数社出来ましたが、大体同じ位の価格になる事が多いです。そりゃ同じ様な機械で加工するんだから、同じ位の価格になるよね。適正価格ってやつです。
ですが、ここの所の混乱状況のせいで価格の上下が結構目立つ様になって来たと感じます。

原因の一つ、材料。この上昇ペースは異常だよ。∩(・∀・)∩ モウ オテアゲ。
そして価格もそうですが、材料の確保が出来ないと聞きます。非鉄、アルミ、銅系の価格は数社相見積取らないと「え!?こんな違う?」と言う位の違いが目立つ様になってきました。
加えて油の値上がり、工具の値上がり...
リピートの仕事もそろそろ既存の価格では厳しくなってきました...|д゚)チラッ
ですが、あまり景気が良くないこの時期に言い出すのは難しい所だし、怖い所でもあり、何とも悩ましい。

単品は良いんですけど。
散々書いてますが、単品小ロットは無くなりませんね。流てくるのは面倒な図面というのも変わりません。故に見積もりすればほぼ取れてしまう。素直に嬉しいのですが加工できる人員が限られている(うちだと二人)為、取りすぎるとエライ事になっちゃう。これまた何とも悩ましい(;´Д`)。
かと言って断り続けるのも勇気が要ります。

やる所が無いのか加工費も高くなってきた様に思えます。まぁこの時期を過ぎれば元に戻りそうですが、実際様々な物が値上がってる(そして下がらない)ので適正価格の面から考えると、そろそろ価格を引き上げないと...|д゚)チラッ

そしてこれまた相変わらずの人材不足。
仕事があって、段取りも出来ているのに機械を動かす人が居ない(´ε`;)ウーン…。
まだまだ悩ましく、キツい年末は続きそうです。頑張ろ。


2 comments to this article

  1. スズキックス

    on 2021年12月16日 at 9:31 PM - 返信

    いつも読みやすい文章ありがとうございます。
    とても共感しました。

    ちなみにここ15年で鋳物屋さんの半分は廃業したそうです。
    が鋳物の値段が上がらないのは、鋳物屋さん同士が過去の相場感に引きずられ上げていないからと思われます。

    当社も零細企業でも3K(カッコイイ、コウショトクなカコウヤ)を目指していますので、過去にとらわらず需給バランスを見ながら適正価格を考えます。

    • daitetsuseikou

      on 2021年12月17日 at 11:03 AM - 返信

      ありがとうございます!

      鋳物屋さん、確かに減りましたね~。うちは鋳鉄、アルミ青銅、アルミの鋳物の加工を結構やりますが全てお客さんからの支給なので、実は鋳物メーカーさんに接点が無いです。
      お客さんも鋳物屋さんは中々無いと仰ってます。
      周りが減れば付加価値高くなるし、結構左うちわなのかな?と思ってましたが、やっぱりそんな甘く無いですよね。

      しかし3Kいいですね!ほほぅ( ̄ー ̄)ニヤリと思っちゃいました。

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