リーダー育成と会社の成長

管理職への就任を断られたらどうします?
まぁ良くある話しですよね。管理職=リーダーとしましょうか。
リーダーは会社の成長に絶対必用な存在ですよね。
事業の一部をリーダーに任せて次の事業を進め、更にその事業を別のリーダーに任せてグングン成長...理想形ですね。

会社は成長目指さなければ衰退してしまう。
となれば、リーダーの確保は会社にとっては必須事項の一つとも言えます。
ですが、現実はリーダー確保以前に人材確保すらままならぬ状況です(;´Д`)。
特に我々の様な技術系の業界では、何処からか引っ張ってきた人間がすぐリーダーになれるかと言うと、これは難しい。「それじゃ育てるか」となる訳ですが実際はどうでしょう?

上司「君が現場の長になってまとめてくれ」
部下「(ヾノ・∀・`)ムリムリ、遠慮しますわ」
とか
上司「課長になってくれない?」
部下「( ´゚д゚`)エー残業付かなくなるので、パスです」
ありがちな会話じゃないでしょうか?

さて、こうなったらどうしますかね。
大きな会社と違って人数の少ない会社の場合、現状で回していく必要があるので、「あっそう?まぁ嫌ならいいや」と言う風にはいかず、何度も説得したり色々な手を尽くしてやってもらわなければなりません。
(会社のシステムが悪い等の意見もあると思いますが)

私は歴史シミュレーションゲームが好きで戦国物や三国志とか良くやります。登場する国は三国志であれば魏呉蜀、戦国物であれば織田、武田、上杉等、一度は聞いた事がある有名な強国。それに加えて、同時期に存在していたほぼ無名の弱小国が存在します。

弱小国は何故弱小か?色々な原因がありますが、「人材が圧倒的に少ない」と言う原因は共通しています。前述の有名国も勢力的に弱い時期がありますが人材に恵まれている為、それほど苦労せず勢力の拡大が可能です。まさに歴史通りですね。
弱小国の人材は君主とその息子の二人だけとか、三人いるけど内政にも戦争にも使い難い人材とか...なんか現代の零細企業の様(;´Д`)。

逆に人材に恵まれている場合は結構楽勝で、史実通りの無双モードを楽しめます。日本では有名な織田信長。彼の黎明期は一国も統治出来ていない中小企業位の規模でしたが、優秀な人材が綺羅星の如く存在していました。柴田、丹羽、前田、佐々...有名な所だけ挙げても既に4人。そしてなんと言っても信長自身を含め、秀吉、家康の天下人三傑の全てが織田陣営だった訳です。みんなが目指せる大目標の設定(天下布武ですね)さえ間違わなければ、これだけ優秀な人材(リーダー)が多く揃っているんです、天下布武は成るべくして成ったとも言えます。(信長は地の利も得ていた事も大勢力を築けた大きな要因とされてますね)

まぁ無いものねだりしても仕方無い(;^ω^)。
泣いても喚いても隣国と対峙する必要がありますが、強国と隣合わせでは開始早々攻め込まれてあっという間に滅亡してしまいます。(独立起業して3年保つのは3割以下等と良く言いますよね。保たないのは保たないなりの明確な理由があるって事です。)

運良く滅亡を免れたとしてもモタモタしていたら他国はどんどん強くなってしまい、強国と国境を接する様になれば滅亡するのは目に見えてます。なので手持ちの戦力で勢力を拡大(成長)する必要があります。ですが戦争で勝つには戦闘力80以上の人材を揃える事が必要になのに、その様な人材は居ないので戦闘力50以下でも戦いに出なければなりません。

戦闘力50以下の人材でも勝つ為には、勝てる状況を作る事が肝要です(ホントこの辺は現実も同じ様に思えます)。
この状態で少しづつ経験を積み、実力が付いてくると戦闘力50以下でいくさには不向きだった武将も「ちょっと戦える」位になります。(「別に人の上に立ちたくないです」と言っていた人が、「ちょっとやってみます」とか言いだしたりする訳です。)
また国としては、いくさの勝ちパターンみたいな物が確立されてきます。

これまた上手く行くには何度も失敗してその経験を積む必要がありますが、それでもちょっとづつ前に進む事でちょっとづつラスになるんです(当たり前ですが)。
そして同時に信頼関係も積み上がって行きます。
こうして重要な部分を任せられるリーダーに成長する訳ですね。

バッサリ切り捨てるのも一つの手だと思いますが、10年(12.7年)かけて育てると言う長期目線に立ってみるのも意外と面白いです。
会社の成長の為には好きだの嫌いだの言ってる場合じゃないですが、育成は長期計画なので相互の人間的相性も重要かもしれませんね。


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