老害?若害?

49歳になりました。周りの同年代の中には孫の出来た人がチラホラ出てきています。こうなると世間的には「高齢」にカテゴライズされても変では無いですよね。まぁこれはこれで初めての事なので面白いっちゃぁ面白いです。
TwitterやFacebookを見ていると個性が強かったり行き過ぎた言動を取ったりする高齢者を老害と言ってますよね。私も老には違いないので老害と言われない様に頭引っ込めて叩かれないようにしている訳ですが、この辺に窮屈さを覚える人は少なくないと思います。

老害とは?「自分が老いたのに気づかず(気をとめず)、まわりの若手の活躍を妨げて生ずる害悪。」とあります。
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我々の年代からすると、年功序列式の組織に長年居続ける人等が言われたりしてました。
昨今の日本の風潮の一つとして年功序列は排除すべきと言うのがあると思います。
役に立たない年上の上司等を「老害」と言う等、SNS上でも否定的な時に使われてます。
最近では自分自身が、自分より年上の人から不快な行動言動をされた時に、その相手を総じて老害と言ってますね。(んで老害って言葉に反応した他の若い人達が経緯も知らずに叩くみたいな。これはちょっと危険と言うか注意が必要ですよね。)

対して若い方の意見の中で目に付くのが「個人主義」です。「私は私。好きな事をやるのが正しい」と言った感じです。私も個人の自由は大事だと思うし、それを大事にしている方も多い。
そんな中で、単に楽したい為の理由に個人主義を挙げている人も多く見られます。仕事がキツかったり、自分の意見が通らなかったりした時に「私個人の意見が尊重されるべき」と言う様に発信している方が多く見られます。
若い世代に良く見られる「そんなに頑張る必要ある?」と言う考えも賛同出来るんです。ですが、どうも都合の良い所だけ主張してる様に思える事が多い。これって...本音の所では年功序列を求めているの?と思ってしまいます。

年功序列、対義語は成果主義となります。
年功序列はNO!と言っている方々は、成果主義を標榜して実際成果を上げている事と推察致します( ^ω^ )ニッコリ。
まぁ年功序列、成果主義共に良い方に出れば、尊敬出来る上司、頼りになる部下と言う具合で上手く行くんでしょうが、老害、若害と言われている場合、双方とも悪い方に出ている(悪い所しか見えてない)場合が多い。そして、これを言う人ほど悪い方に出てるよなぁと感じます。

4月上旬にテレビ番組の企画で「新入社員に対して管理職がどのようなイメージを持っているか?」を過去の年代別に流している番組がありました。
1970年代辺りからかな?「○○世代」とか言いますよね。各世代で呼び方があるんですが、概ね「新入社員は理解出来ん!」と言う内容です。今と変わらないですよね。因みに私は「新人類&氷河期世代」と呼ばれてましたw。
そして若い目線で見た年上の上司は「ウザったい存在」なんですよね。フランクに接してくれる先輩が「いい先輩」だったりね。
今はZ世代とか言いますね。色々な要因が並びますが、要するに「若い子は理解出来ない」って事なんです。全体に当て嵌るが故に共感を得やすく視聴が増えるので毎年毎年テレビでやってますし、事ある事に話題に登りますが結局の所昔も今も変わらないです。

要するに概ね両者(若い、老い)は解り合えない存在なんです。そして双方とも「自分が正しい」って考えが強いから、更に解り合えない(;´Д`)
そろそろその辺をお互い自覚して、次のステップに進んだ方が良いんじゃないかなぁ?と思います。
先ずは「解り合うのが困難な相手」と認識しつつ、自分自身を客観的に見直す事が大事ですよね。


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