新年度

4月になりました。
色々と変わる月ですよね。
進学、就職、転職等や法律も今月から変わる物が色々あります。
そして物の価格。こちらも今月から値上がりってニュース良く出てきますね。

今我々の業界の話題は、材料費高騰の話題が多いです。
加えて、前々から言ってる半導体不足にはじまり、電子部品等もかなり不足しています。中小では「製品作れない」と言う声が日増しに大きくなっています。
大手はその力を使ってまだ何とかなっている様で、現状まだ回っているので一般的な話題になって来てませんが、そろそろヤバイ感じになってきました。
一時は「その内回復するんじゃない?」と言う楽観的な意見も見られましたが、4月過ぎてどうか?と言うと悪くなってる感じがします。
加えて樹脂不足が追い打ちかけてます。それと戦争の影響。

あまり良い雰囲気とは言えない中で景気の方はどうか?と言うと、忙しい所と忙しくない所に分かれてる感じですね。技術の有る無しで分かれているのでは無く、忙しい業界を相手にしている所は忙しく、そうでない業界が取引先の所は忙しくないと言った感じです。
(忙しいと言っても外注する程では無いので、余計極端に分かれている様に見えます。)

ただ、「色々と不足」状態の長期化によって、段々業界の差は関係ない様相を呈して来た感があります。
先だっても会社に見えられたお客様が「モーターが全然入ってこない」と嘆いてました。(受注は結構あると仰ってました)
物が作れなきゃお金が入って来ないけど、とりあえず作った分は支払わなきゃならない。それじゃいつ作れる様になるか?これ結構大きな問題かと思います。
仕事ある状態で倒産とか?笑えないっすね。

以前もちょっと書きましたが、1個数百円のセンサーやコンデンサー、配線を繋ぐコネクター、この辺の不足も深刻になってきている。
これが続くと今度は修理出来ないって事になりますよね。10年程度経過した機械についてはメーカー側も「対応年数超えてるので修理不可」とか言い出しそうです。「10年?いやいや30年持ちますよ?電子部品交換すれば」ってその電子部品が無いっつぅの!みたいな?
実際の所、10年以上経った機械は町工場ではバリバリの現役なので、この修理不能状態になった場合、開店休業状態に成りかねません。
そしてメーカー側も部品が上がって来ないので「この製品作れない」ってのが余計加速...ん~あまり笑えませんね。
(電気部品って前触れ無く壊れるから余計怖い)

そうならない様に準備すると言っても全ての電子部品の予備を持っておくと言うのは現実的には不可能。となると、手の届かない所は考えても仕方ないって事になるんですが...
色々悩みは尽きないって言うのは変わりませんね(;^ω^)


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