ベンチャーと現場

最近の新聞にキャンパスベンチャーグランプリなる大会の結果が掲載されていました。
「ベンチャー」正確に理解してます?私自身が曖昧なので、ちょっと整理してみます。
と言ってもググるだけなのですが(;^ω^)
検索すると「ベンチャーとは新しいサービスやビジネスを展開する企業」との事です。(ベンチャー

新しいサービスって言う所がポイントですかね?
ただし、世の中のベンチャー企業の大半は「既存の仕事の無駄を改善する仕組み」を開発している場合がほとんどの様で、その様な企業をベンチャー企業と言う様です。
我々の業界で言うと、CADDIさんは上記に当て嵌まる正しくベンチャー企業ですよね。
(一度お邪魔してお話しをした事があります、オシャレなオフィスでした。)
となると日本では「既存の仕事の無駄を改善する事」がベンチャーと言えなくも無さそうです。

ベンチャーって聞くと何かカッコイイですよね?「うちの会社はベンチャーだからさぁ」みたいな?w
それに比べ我々の様なガチの現場会社は、ベンチャーとは縁遠いイメージですよね。
ですが前述した「既存の仕事の無駄を改善する」と言う前提に立つと、ベンチャーと言えなくも無さそう。汎用機からNC、そしてNCプログラムの対話化等は正しくベンチャーと言えそうです。
それを導入して起業すれば、すなわちそれはベンチャー企業。我々もベンチャーですよね。そして今後はAI化した加工方法の構築。時代の最先端を行く仕事とも言えそうです。(大袈裟か)

ここまで言うのは先のキャンパスベンチャーグランプリに我々機械加工の職種が全く無かったからです。
今の学生には我々の職業はどう映っているのでしょうか?古臭い時代遅れの仕事?3Kで給与も安いやりたく無い仕事?あまり考えたくは無いですが、魅力的に映って無い事は確かな様に思えます。

うちに来てくれる新卒(高校卒)の子たちは「手に職つけたい」等と言ってくれますが、実際に続いているのは7名中2名。やはり若い人達から見ると、見た感じ魅力的じゃ無く、やってみても魅力的じゃ無いと言う事になりそうです。ではどうすれば良いのか?この辺に次のステップに進む鍵があるように思えます。
楽に他の人(会社)より技術が付く方法は無いですが、楽と思わせる事は出来るかもしれません。(詐欺?w)

カッコイイ、スタイリッシュを目指すとIT方面に走りがち、先に述べた「AI化」もその方面の一つですよね。
現状我々の業界でベンチャーと言えそうな会社さんの大半は、現場寄りではなくITを使った後方支援に特化した会社さんが多いですよね。そこはそういう会社さんに任せて現場で戦う我々はもう少し違う方向性を見据えて進む方が良いのかもしれない。

我々の生息域でのAI化(自動化)はまだフロンティア。

こういう異型(鋳物)の加工は一向に自動化が進まない分野の一つ。(鋳物の加工は癖が有り過ぎですが、昨今のロボットアームとセンサーを駆使すれば或いは...)
故にこの手の仕事は景気に関係なく流れてます。
ここを開拓してこそベンチャーですよね。と言う事で、少しづつシステム化を進めています。
我々の界隈でも現場の知見をそのままIT化する事は大事ですよね。

中々「これだ!」と言うアプリケーションが無いのが痛いです。現状では30年前のアプリを使ってます(これが一番まとめ易く使い易い)。
共同開発のお誘いはWellcomeですので、いつでもお声がけ下さいませ。


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