不況の過ごし方

あっと言う間の12月。
色々異例ずくめの1年も今月で終わりです。
年末年始の休みは1/11までなんて話しも出てますね。

不況不況と言ってます。全くもって不況ですね。人身事故のニュースが多い気がするし周りも元気無い。「油抜きの為の空きドラム缶が凄く出ます。」とか「土曜日は完全に休日(我々クラスの製造業では土曜休みはあまり無い)」等。
我々の業界は景気の波が遅れてくる。と良く言われますが、やはりと言うか何と言うか凄く悪くなってきました。
ですが意外と仲間達は余裕な雰囲気の方が多いです。必ず不況が来る様に好況も来ると言うことを肌で知ってるからでしょうか?私はもう気が気がじゃないんですが...(;´Д`)

独立してから8年。これが波って奴なのかもしれませんね。
という事で?工場拡張計画発動します。(と言うかもうしてるw)
今の工場が60坪弱、これを倍の広さに拡張します。それに併せて新規機械の導入もほぼ決定。

独立してから度々「うちの売りってなんだろ?」と考えてますが、ある程度何でも出来る。要するに「中途半端」が売りなのかもしれないと最近思ってます。
8~12インチ程度の大きさで長さは1,000まで。長尺と言うには程遠いし、φ10以下の小ささに特化してる訳でもなく、大きさはφ350程度までとこれまた特化してる訳でも無い。センターワーク、チャックワーク両方こなし、マシニングは40番とこれまた中途半端。
だったらその路線を深掘りするのも面白いのでは?長尺は2,000以上と良く聞くので、だったら2,000まで。
大きい方はφ1,000以上かな?と思うので、φ1,000程度まで。製缶や焼嵌め等簡単なアッセンブリーも出来るし、これならただの中途半端じゃなく、とことん中途半端に振ってるなと思えるんです。

確かに一芸に秀でる事が大事なのは解ります。φ1,000以上だと設備は正面盤や縦旋盤。長さ3,000以上だと心間6,000や10,000の長尺旋盤。これらに特化した会社は設備も大きく特殊な事に加えて、加工ノウハウも特殊な為、差別化出来ます。
対して6~10インチ程度の大きさで心間500程度は所謂平均的な大きさで所有している会社も多いサイズ。このサイズは平均的故に競合も多く、価格の叩き合いになる場面も多々あります。
ですが、逆に考えるとここで生き残ってる会社は他社との激しい競争の中を生き抜いて来ている強者が多いとも取れないでしょうか?
このサバイバルスキルこそ、中途半端故の強さでは無いか?とも思えます。

そして極端に振っている会社は意外とこの「中途半端」の部分が弱かったりしません?
「φ200以下は機械の回転数出ないんだよね~」とか、「1,000以下(2,000以下)の長さは機械に合わないんだよね」等々。
結構聞く話しだったので、ここを狙ってみるのも面白いかな?と考えました。
まぁ中途半端って言葉はイマイチ刺さりませんね(;´Д`)。
何でも平均的に出来るでは無く「何でも平均以上に出来る」と言う路線で行こうと思っています。
早速今日いらしたメーカーさんから「え?これ、ここで作ってたの?」とお言葉いただき、方向はズレて無いと思えました。

逆張りを意識してる訳じゃ無いですが、コロナのお陰で人を育てる期間は据置期間と出来る等、意外と投資をするなら良いタイミングなのかもしれません。
実際景気の波があるなら、今~次の不況までの10年前後は回復、成長期になると言う事。
となると投資は必定と言えるかもしれません。
一先ず今は次の局面に備える時間と割り切って先行投資と環境整備等、良い準備が出来る様にしようと思っています。

後は良い人材とこの難局を乗り越えるだけ。
「やったる!」って方、現場も事務も鋭意募集してますんで、お声がけ下さい。
よろしくお願い致します。


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