製造業でのパターン

新しい年がはじまって、色々な会社に挨拶に行ったり、自社に来てくれたり...所謂挨拶回りも一段落しました。取引先や同業の仲間の会社等々、この時期に顔を合わせる方も多いですよね。

親しくお付き合いさせていただいている社長さん達とも様々な話しをしました。
まぁ大体同じ内容になってしまう事が多いです。
仕事内容、技術力が大事と言ってもやはり人間、合う合わないがありますよね。
何となく考え方が似ている人達と近しくなるのは仕方の無い事でしょうか...。

仲間の会社の段階や自分の会社の段階を比べて考えたりする良い機会ですし、私自身こう言った話しは大好きで、ついつい長くなっちゃいます。

上り調子の会社や若干元気の無い会社。色々な会社がありますが、パターンは決まってるのかな?
勝ちパターンと言うか、上手く回すパターン。私が考える上手く回す為に最低限必要な事は
①図面通りの製品を作る
②納期を守る
③適正な価格
この三点だと思います。最低限この三点を行えばそれなりに回ると思います。
当たり前?イヤイヤこれが出来て無いんじゃない?と思われる会社が結構多いです。
(ホント多いんです、これ)

例えば会社内に技術的に「出来る人」が居ないと仕事が回らず、技術的な事を顧客と打ち合わせる事も出来なくなります。
「加工していた人が辞めたので(その仕事が出来なくなる)」と言うのは良く聞く話しです。
この場合、そもそも①が成り立たず、新規案件も技術的な知見が無いので見積もりが出来なくなる。③が満たされなくなりますね。

これではいくら納期を守ったとしても立ち行かなくなるのは目に見えてます。
何とか存続出来たとしても「出来る人」の遺産を使い続けるだけなので、徐々に痩せ細ってしまうでしょう。

それと価格が低いと言うのを盾に取るやり方。
「だったら他でやれば?」と言う感じです。
③が崩れて②も崩れてますよね。これも良く出くわす話しですが、上手くいってるのかな?どこかに皺寄せが行ってそうだし、価格破壊も過ぎれば負担でしか無い。
お客様も常に違う所を探している場合が多く、あまり良いパターンでは無い様に思います。

そして社員が何人か居れば上記に④人間関係が加わります。
④が上手くいかないと社員のモチベーション低下に伴う責任感の欠如で品質が落ちたり、納期遅れ等が表れてきて①②が満たされなくなりますね。
下手に人数が多いと出て行くお金が大きくなるので、一気に傾くと言うのも良く聞く話しです。
50~100人程度の会社が実は結構危険と言うのは上記の理由からでしょうか。

50人以上の会社だと専業の営業が居ると思いますが、営業が多く辞める会社は危険と言うのも④が上手く言って無いからと言う事になりそうです。
社長たる人の仕事は人間関係の円滑化が大きなテーマになりますよね。
仲間内でも一番多く話題になるのがこの人間関係です。(;^ω^)

ここにパターンは無い様に思えますが、実はパターンがあるみたいです。
ちょっと長くなっちゃうんで、また今度。

ここに来て景気の悪さがかなり表立って来た感じがします。
うちは今の所何とかなってますが、今後しばらくは予断を許さない状況が続きそうです。しっかり見極めて備えていきたいですね。


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