貯金

いよいよ今年もあとわずか。
今月も色々あります。全く刺激的です(;´Д`)。
三か月間試用期間で働いていた方が退社、パートも事情があって一人退社しました。
人の出入りがあると会社って言う物は本当に人で成り立っているんだなと改めて思わされます。

それでも立ち止まっている訳にはいかず、前向きに進まないといけません。
ここの所、人に関しては落ち着いていたと言う事もあって慢心していたかな...
何事も意思の無い所に永遠は無いですね。

人材に関しては何度も書いてるし、仲間と話しても結局は同じ所に行き付くと言う定番のテーマなんですが会社にマッチする人材を中途採用、特に経験者として採用するとなると本当に難しい。
結局うちにとって一番マッチするなぁと思えるのはゼロから育てると言う事になりそうです。

社員にしてもパートにしても本当にゼロからのスタートでした。
パートは女性で当然工具の名前も知らないし、ネジを締める方向すら知らない。
新卒も普通科からなので、同じ様なレベルからです。
ですが、現在うちにとっては無くてはならない戦力になってます。

切削加工では旋盤とフライスに大きく別れます。要するに刃物が回転するか?品物が回転するか?ですね。うちだと汎用レベルから、刃物の砥ぎやケガキと言ったアナログな作業の基礎を抑えさせ、NC機ではマシニングも旋盤もやります(やらざるを得ない^^;)。
更にヤキバメ等の組み込みやバリ取り、梱包から客先へ納品まで(やらざるを得ない^^;)様々な業務をこなすので、半端な技術の中途採用者では追い付かないです。

我々の業界でも様々な形態の会社さんがありますが新卒が入る様な会社の場合、20人以上の規模が多いのかな?(うちにも来てくれましたが)。20人規模となるとシステムが出来上がっている場合が多いと思います。材料を手配する者、プログラムを組む者、現場で動く者と言った部門に分かれていて新卒となると大抵はそのシステムの一部を担う人材として雇用されると思います。、要するに言葉は悪いかもしれませんが、ボタン押しですね。それをこなすのも重要な仕事だと思いますが身に付く技術はと言うと「?」が付きます。
プログラムを組む担当は実際にどの様に作られるか?が解らず、現場で動く担当はどうやって作るか?が解らない...
そのシステムで動いていて30超え、40となってくると、作業に対する人件費の割合が大きくなってくる。
会社側は作業に見合った給与しか支払えないけど、その給与は?
30~40で給与が見合ってないと思い、転職したは良いが同レベルの会社では結局同じ扱いになるし、即戦力を期待されて入った会社の場合、当然違うシステムなのでマッチしない。
我々の業界ではこんな感じでしょうかね?
けどこれは何も現場職に限った事じゃ無いです。営業職も同じかな?
仕事を取ってくる人、客を繋ぐ人、見積もりする人、納品する人等々、営業側でもシステム別けすると結構別れますよね?
その中の一部分を担当しているのであれば、結局は営業職での「ボタン押し」なんですよね。
転職するなら同じ様なシステムの会社じゃないと通用しない。

最初に入った会社が悪いと言う訳では無いです。
ですがそう言う会社では上を見て積極的に自分から動かないと外でも通用するスキルは身に付かない。(歯車の一つで良いと言う会社もあるので、その会社が上昇志向を受け入れてくれればですが)
逆にうちの様な零細の場合、やらざるを得ないので嫌でもスキルは付いてくる(その代りキツイと思います)
どちらが良いかは解らない。自分次第だから。
どちらにしても30前まで能力の貯金を貯めてないと後々本当にキツイと言う事です。

今は70現役時代なので40までは大丈夫と仲間の一人は言ってましたが、30超えてからの手習いは人間関係やお金の問題等々、色々大変だと思います...
30超えても気持ち次第で何とかなると思いますが、30超えても気持ち(道)が定まらないと言うのも何かなぁ...その辺客観的に理解して臨める人なら30位までには「これで食っていく」と言う道がある程度定まってるんじゃないかな?と思わなくもない。

「若い頃の苦労は買ってでもしろ」とはよく言ったもんですね。


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