純ニッケル(NI200) シャフトスリーブ

うちで加工している材質は鉄系、ステンレス系、アルミ系、銅系色々あります。
そんな中でも耐熱鋼と言われる材質は特に加工が難しく難削材とも言われます。
ニッケル基合金、コバルト基合金、チタン合金等々、こちらも色々ありますね。
その色々ある材料の中でも私的に加工し難い材質トップスリーに入るのが、この純ニッケルです。

兎に角粘い。どれくらいかと言うと「削りに入る時に削れずに押し出されてるよね?これ」と言う位。快削じゃない純鉄をステンレスにした感じ。解り難いか(;^ω^)
ムシれ易いので仕上げも面倒です。
今回は同軸やら直角度やらの幾何公差が0.02。寸法公差はH7程度のシャフトスリーブ。
ついでに内径キーがあります。

内径キーは協力会社さんの仕事ですが、仕上げ前に加工したいとの事なのでキー加工後に総仕上げになります。
内径仕上げは断続加工になりますね...粘い材料だとバリ取りも大変です...

難削材は基本的に丸棒しか無く、穴を貫通させるのも一苦労です。

と書けば書くほどウンザリして来ちゃう材質、純ニッケル。
今回は精度も中々だったので、実は見積り時に腰が引けてましたがまぁ形になりました。

作ってる所撮ってみましたが、パンチの無い動画ですね(;´Д`)


三次元測定です。


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