人工知能

AIの進化によって今後の世界はどうなるのか?
私辺りが考えなくても既に多くの人が議論している事で、何年後には〇〇の仕事が無くなる等たまに話題になりますよね。

今の定説では2045年が大きな分岐点になると言われてます。
人工知能が人類を上回ると言う事が訪れる。
とても信じられない!と言う人はあまり居ないと思います。
ですがそれに備えてる人は、まだ少数なのでは無いでしょうか?

既に各分野で働き始めているロボットですが、ハードの部分は機械です。
例えばロボットアームのアーム部分は機械ですよね?自立走行可能なタイヤ付だとしたら車軸等。
要するに動く部分は機械で恐らく金属なのでは無いか?
コスト面から考えても当面は金属部品が主流だと思います。
金属部品...うちらの業界ですね。

この金属部品を作る工程は様々ですが、この中でも単純な作業(機械にセットする、取り外す等)は既にロボット化が進んでいます。
最近では繊細なタッチが要求される基盤のはんだ付もAI化された機械で可能になりつつあるとニュースでやっていました。

まず材料供給の部分で無人化が進むように思います。
(材料を作る~加工現場へ運ぶ。ここまでは現在でも技術的には可能だと思います。)
一定の品質を維持した材料がAIによって安定供給されると仮定すると、材料ごとのバラつきを気にしなくても良くなる。
(板材、丸材の違い等はありますが、現状も殆ど材料の差は無くなってますよね)
そうなると、材質の特性だけを考えれば良くなるので後は形状に対する力の入り方を考えれば
工程は決定されます。

弊社で行っている様な薄肉加工や、細長い加工等は現状人の手が入らなければ難しいですが、要するに物理的な法則に則った加工ですし、NC加工の進化によって勘所とされている多くの部分は数値化が可能になった現在(共振点をズラしてビビリを抑制するなんて事も可能になったんですから凄いです。)残りの職人技と言った部分をAIに教え込めば、意外とあっさり出来そうな気がします。

データを元に最適な答えを導き出すのはAIが得意とする所。
そしてそのデータを元に様々な加工をさせれば膨大なデータを蓄積して、あっと言う間に名人の域に達してしまうかもしれません。
要するにデータ>経験、最適な答え>職人の勘と言う風に置き換えると?職人要らないじゃん(;´Д`)
(その上、さらに学習を続けるのも苦にならない...無敵ですね...)

勿論コストの問題があるので、実現にはまだまだハードルがあると思います。
弊社の様に小ロットや試作となると完全AI化、自動化は更に難しいかもしれません。
ですが、前述の様に最適な加工方法をAIと探ると言う取り組みは進めるべきだと思います。

と思っていたら既に動いていて成果を上げている会社さんがありました。
駿河精機さんの記事です。
(駿河精機さん、中々難しい図面が何度か回ってきた事があります。(;^ω^))
正しく上で書いた事ですよね。
AIが考えて、我々が動く...こう考えるとちょっと末恐ろしい気がしますが物を作る事を仕事としている立場で言うと現状、3Dプリンターよりはるかに実用的で現実的な気がします。
AIの学習が進んで、構造的、材料的な解析が進み、一定の基準を超えたら一気に3Dプリンター化しそうな感じはします。

我々は大変な様でとても面白そうな時代に生きてますよね。


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