コロナの影響がまだまだ続いています。
足元ではワクチン接種が始まりましたが、罹患者が近い所に出て来ていたり予断を許さない状況なのは変わりないです。
ですが世の中は確実に動いていて、年度を跨いでその動きはより活発になってきたと思えます。
我々の業界で言うと、まず材料屋が動いて来ました。
そしてもう一つ特徴的な事は切粉価格の上昇です。勿論地域によって差はあると思いますが、全体的に上がっているのは間違いないです。
様々な要因が有ると思いますが、このグローバル社会の中、日本だけの限定的な動きの訳は無く、世界的に動いているからですよね。中国の復興、アメリカの住宅事情等、ここでは詳しく掘り下げませんがニュースになる様な動きが出てきていて、それに引っ張られる形で日本でもその影響が出てきている。
そんな中、金属窃盗が増えています。これニュースでもやっていますね、水道の蛇口が盗まれたとか。
さくらんぼや家畜まで盗まれ、利があるとみれば何でもOK的な転売。非常に腹立たしい事ですし、これって今まで各人、各社の良心で成り立っていた寛容な世の中(悪く言えば隙だらけの世の中)を窮屈で住み難くする事なのに...
そして遂にうちの会社にも怪しい車が...
うちは一方通行に面しているので帰る時は工場の周りをグルっと一周回る事になるのですが、21:00頃会社を出て一周回って交差点の信号で止まった時にふと工場の方に目を向けると、シャッターの目の前に車が停止。「ん?」と思って一旦引き返してその車の後ろに停車、降りていこうと思ったら対象車が急に発進。もう怪しい以外に無いでしょ、と言う事で追跡開始。
同時に警察に電話、相手は狭い路地をグルグル回ってこちらを撒こうとします。ナンバー控えた所で危険なので追跡は断念。
松戸方面へ走って行きました。
警察から警官と話して欲しいと要望されたので、再度工場へ戻りそこで警察の方と話しました。
この埼玉県三郷市でも被害が散発しているそうで、最近でも工場に入られて銅線が盗まれたそうです。いずれにしても今回は実害無しなので取り立てて何が有る訳でもありませんが、ナンバーから持ち主には連絡すると言っていました。
金属窃盗...昔もありましたね。北京オリンピックの辺り。ステンレスが高騰して側溝のグレーチングが盗まれたり、我々の業界では外に置いてある切粉が盗まれたり等々。検索したら昔の記事がまだ残ってました。
金属盗難について
2007.3.2朝日新聞
持ち込み者の身分確認と言っても実際の現場で行う事には限界があると思いますし、100%の防止策が無い以上、多少の抑止にはなっても窃盗をする者に対してはあまり意味を成さない様に思えます。
歴史は繰り返す。確かにそうかもしれませんね。その意味で考えるとこの後何が起こるか?2008年~と言うとアレです。「リーマンショック」m9( ゚Д゚) ドーン!
内閣府のページにまとめられていますので、見てみるのも面白いかと思います。
平成21年度 年次経済財政報告
そして次の年度も興味深いです。なんと言っても始まりが「着実に持ち直す日本経済」ですから
平成22年度 年次経済財政報告
この後の平成23年度に東日本大震災が発生する等、単純に比較する事は出来ませんが景気に波と言う物があるとすると参考にはなるのかな?と思えます。
いずれにしても昔に比べ防衛手段も増えました。様々な手段を用いて窃盗にも景気にも立ち向かいたいですよね。