我々の仕事は基本的に機械に向き合う仕事です。故に「人付き合いが苦手だからこの仕事を選んだ。」と言う人が居ますが、製作した品物も最終的な目的は「人の役に立つ為」です。
人付き合いが苦手でも良いと思いますが、使う人の側に立って物を作る事は良い品物を作る為の重要な要素(考え方)の一つであると思っています。ましてや独り善がりの考えではすぐに行き詰まってしまう事でしょう。
仕事は一人でやる事は不可能。同じ会社、取引先等々、コミュニケーションが必要な場面は多々あります。と言う訳で我々の仕事でもコミュニケーションはとても大事。
コミュニケーション取れてます?様々な人が居て、世代も違うとなると簡単そうで凄く難しいですよね。
私自身いわゆるコミュ障だと思っているので助言をいただく事が多いですし、ネット上の情報や他の方の経験談を参考にさせてもらってます。
ですがネット上に出ている情報は大きい会社向けの情報が多く、10人以下の零細でのケースはあまり見られません。勿論応用の利きそうな情報もありますが、手探りで色々試すしか無い訳です。
このコミュニケーション、10年目に入ってやっと最近ちょっと良くなってきた?気がしています。こんな事書くと次の瞬間に崩れちゃいそうですがw
アレコレ試した中で結構効果的だったかな?と思えるのが日報です。昨年から本格的に行なっています。
元々は作業の時間を把握して欲しいと言う目的で導入したのが切っ掛けです。その日報を見て一人一人にコメントを入れていく訳です。
最初は皆作業の事しか書いてくれず寂しい思いをしてましたが、「寂しいんで、なんか一言入れて」とお願いして一言入れてもらう様にしました。そうすると交換日記付けてる様になりました。意外とこれが従業員とのコミュニケーションの良いツールになってるな、と感じられます。
紙で書くのはちょっと面倒ですが、今は日報アプリなる物が結構出ていますし、スマホは最早持ってない人は居ないですよね。
数種類試しましたが、一番コスパ良いなと思えたのはLINE WORKSです。
色々と問題のある?LINEですが、まぁそこはあえて目を瞑りました。他のアプリでは、きちんと機能させようと思うと結構コスト高になってしまうのです。勿論LINE WORKSも課金制ですが、うちが使ってきた中ではダントツのコスパでした。(ちと解り難く使い難い面がありますが...)
零細だと社長が全権を担っている場合が殆どだと思うし、零細の社長は圧が強い人が多いから肝の座ってる従業員じゃないと中々意見し難い所があると思います。日報(交換日記)だと相対しないので圧を感じずに意見出来ると言うのと、返事をするこちら側もリラックスして応対出来るし、ワンクッション置いてるので考えて返事する事が出来ます。「上手く出来たね」とか「寸法キッチリ出てたよ」とか我々職人社長が中々言えないセリフや褒め言葉(職人社長はホントこれダメな人多いですよね?)もこれだとスマート?に言えちゃいますw
従業員の数が多くなったら再考する必要がありそうですが、うちくらいの規模だったら丁度良いです。
インターネット上には「従来の様なコミュニケーションの取り方では上手く行かない!」「飲みニケーション?超ナンセンス!!」と言うような見出しで誘導する様なページが散見されます。一理あるなと思える情報もあるのですが、人付き合いは面倒と言えば面倒な物です。だからこそ適当にやれば上手く行かない。結局人間関係においては双方共に丁寧に応対していくと言う王道が良い様に思えます。
10人弱程度の会社は常時人材不足に悩んでいると思います(うちも御多分に漏れず)。最初から能力の高い人材は中々我々のフィールドには現れません。ですがこのブログでも散々書いている通り、我々の仕事に特殊能力は必要無いです。「持って行き方次第で誰でも戦力になる」これは経営側の皆さん、共通した認識だと思います。
そして人数少ない故に全体を見渡せるので「日報?面倒だよ」と言う気持ちになると言うのも、大方の共通した意識かと思います。私もそうでした(;´Д`)
ですが意外と効果ありそうですよ、これ。
え?とっくに取り組んでる?(ノ∀`)アチャー失礼しました~。