1月も終盤ですね。
ここの所、本当に寒くて堪えますが、エアコンが新しくなって良い仕事をしてくれているので助かります。
乾燥注意ですね。コロナも収まる気配無く緊急事態宣言も出て大変な世の中ですが、ワクチンの話しも現実味が出てきています。もう少しですよね。景気の方も少しづつ上向いてくれれば良いですね。
さて度々書いてる定番の撹拌シャフト。(今回の材質はSUS304)
このシャフトは文字通り撹拌機に付くシャフトで、どんな物かと言うと料理器具で撹拌機ってありますよね?
こんなやつ。
このシャフトの部分です。
シャフトの部分は2ピースになっていて、中間シャフトをモーターから出ている軸に入れ、その中間シャフトにメインのシャフトを取り付け、中間シャフトの方で振れを調整すると言った構造になります。
基本的に一式で400~600程度の長さになります。この状態で3,000~10,000rpmで回して使用します。
通常の8インチクラスの旋盤でも3,000rpm位が実用最高回転。それが10,000rpm。それも片持ちで回すのだから、よくよく考えると凄い機械ですよね。
今回は同じ中間シャフトで二本のシャフトを使うと言う事でしたが、シャフトを交換する度に振れの再調整をせず、そのままシャフトを取り替えて使用するとの事、これって結構な難易度です。
中間シャフト、シャフト合わせて520位の長さ。シャフト自体は440程度。
と言う事はジョイント辺りで振れが数μでも先端では...
基準として一本目を調整して振れをだした状態で二本目に付け替えた所、少し振れが出てしまいました。
10,000rpmで回るとなると少しの振れでも危険なので、大事を取って修正です。
流石にこの長さを片持ちで旋削は不可能。センターワークになりますが、曲がった状態でセンター押してもセンターに寄ってしまう。その状態で加工してもセンターを離すと元通り、全く意味が無いですよね。となるとどうするか...
今回は所謂お灸して調整しました。
上手く行きました。(全長方向全域でも良好でした)
この状態で丸一日以上置いても変化無し。
ここまでは上手く行きましたが、実際に設置する際は調整時の締めトルクの違いだけでも上手くいかない筈です。組み立て設置のレベルも相当高い物が要求されます。
設置は弊社のお取引先様の仕事ですが、上手く収まったと連絡いただきました。流石です。
最近すっかり目が老いてしまって、メモリ追っかけるのが辛くなってきました(;´Д`)。
もうチカチカするので、今日は帰りま~す。お疲れ様でした。