アフターコロナ

緊急事態宣言が解除されましたね。
周りの仲間、お取引先も変わらず動いていて、結局弊社も殆ど変わり無い現状を送っています。
新入社員も汎用機での旋削に少し慣れてきた様で、大丈夫?と聞くと「段々慣れてきました」との答え。
新入社員は6/1から就業開始と言う業種もあるそうです。
考えて見ればスタートでの2ヶ月差って結構大きいですよね。
段付きの加工が出来る位になってきました。この調子で頑張って欲しいです。

さて世間ではテレワークだのオフィスに行く必要無いだの言ってますが、我々の現場は人が居ないと成り立たない。
「今が省力化のチャンス」とか言ってる人も居ますが、テレワークしにカラオケボックスに行く人も居るそうで何ともおかしな感じです。
彼等の言ってる事聞いてると、それこそ医療関連も無人化出来そうだけど、その辺はどう思ってるのか?
ドラえもん並のロボットが居れば無人化も可能になると思うけど、現状多くの現場は人が必要。
未来の事を語るのは良いけど、とりあえず現状どうすれば良いのか?って所も語って欲しいと思います。

4月末は仕事がある所と無い所でかなり差が出てた感じでした。
5月末の現状は大半が「ちょっと厳しい」と言う感じになってきましたね。
弊社はそれなりに忙しいのですが、通常流れている仕事はやはり減りました。

冒頭で書いた通り、仲間の会社は忙しい様です。6月までパンパンという会社もあります。他に振っても良いのでは?と思うかもしれませんが、他では出来ない仕事なので振り様が無い。
単品や少量の手のかかる仕事は多いですね。どんな状況になってもホントこれは変わりません。

そして新規の問い合わせ(無茶な案件)が増えてきた様に思えます。
多くの商社が新規の仕事を取る為に動いている感じでしょうか。いよいよ不景気になってきたなと思えます。

それから前に書きましたが、汎用機仕事。
φ70~φ80のスペーサーとか交差±0.1程度の軸とか、それが1個だったりホントにちょっとの仕事。
1個1,000円とかのレベル(もしかしたらもっと安い)仕事だけど、この手の仕事が本当に多い。
これを月給25~30万の人がやるとなると、かなりのスピードが求められると思いますが、その領域に達するにはやっぱり10年はかかりそうです。

某上場企業の仕事がパッタリと無くなったと言う話しも聞きました。
うちのまわりでもその会社さんの仕事をメインで行っている会社さんは多いので驚きました。世間でよく言う「一社に依存するのは危険」。近い所で見せられると改めて考えさせられます。かと言ってこの情勢下で新規に仕事を獲得していくのは難しいですし、従来からの一社依存体質を急に変えるのも難しい。やはり日々の営みは重要ですよね。

会社の力はイコール人の力でもあり、うちの業態だと人に10年掛けるつもりで会社が動く事が求められる。
コロナ後の世界は様変わりすると真しやかに言う人が多いですが、前述した様に現場は変わらず動き続ける事が求められるのではないか?
コロナ以前、以降と言うより、やるべき事の根幹は変わらない様に思えます。勿論新しい技術を取り入れつつ、と言うのは大前提ですがメーカー(ユーザー)が求めている以上仕事としては続くだろうし、機械加工の技術に一日の長がある日本でそれをやる意味は先達から受け継いだ物を後に続く者たちに渡すと言う意味でも大きいんじゃないか?と思う次第です。


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