こんな時こそ

3/28 連日コロナウィルス関連のニュースが流れています。
最近は仲間内、お取引先様との会話も「一体いつまで続くのか?」と言う話しが多いです。

オリンピックも延期となり、東京都が週末の外出自粛要請を発表。
この間、様々な情報が錯綜しています。
結局子供にも感染する(全年代にリスクがある)?
なのに学校再開?
実は医療崩壊寸前?
今の政策(ピークずらす政策)は的外れ?
大部分の日本人の情報ソースに成り得るのはテレビだと思いますが、もう少し様々な角度で報道して欲しいと思います。

町の盛り場も静かで私が馴染みにしている店も「現状で半分、うちはまだ持ちこたえられるけど、このまま推移すれば潰れる店は多いと思います」との事でした。この様な飲食店の他に民間のタクシー、旅行代理店、エンターテイナー、プロスポーツそしてそれに付随する職業の方々、とても多くの方々が受難されています。ひと括りにして失礼かもしれませんが、「普段我々を楽しませてくれている」職業の方がより大変な事態になっていると思えます。

私は常々、人としてまず必要な事は「食べていく事」と言っています。そしてそれは、この様な緊急時により一層クローズアップされます。
食う為に必要じゃ無い職業は必要無い、その職業に就いた本人の責任等々。極論過ぎますが、正論の様に聞こえます。
ですが、声に出す前にちょっと考えてみましょう。

自粛要請で家に籠もる事が多いと思いますが、その間なにをして過ごしているか?
多くの人がテレビ鑑賞、ビデオ鑑賞、ラジオ、本、マンガ、ゲーム、YouTube等に時間を使っているのでは無いでしょうか?
そしてこの騒動が収まった時にどうします?パーっと飲み行くべ!となりませんか?
私も飲みに行く事が大好きだし、恥ずかしながら女性がいる店で騒ぐのも好きです。
そう、これって緊急時の場合多くが「必要じゃない」って言われる職なんですよね。
だけど実際は物凄く必要なんじゃないか?と思うんです。
平時我々が何気なく楽しませてもらっているのは彼等が居てこそです。

ですが、今回の様な事態が今後起こらないとも限らない。
となると、前述した職業の方々は今の職業を捨てる可能性が高くなってしまう。
我々が楽しめなくなるのは勿論、日本の文化が廃れてしまう危険すらあります。
アニメ、伝統芸能は世界の誇りだけど、実際の現場はどうでしょう?
その世界から離れてる人ほど簡単に「日本の誇り」とか言っていて、イザとなると「芸能?この緊急時に何を言ってる!けしからん!」とか言ってる様に思えてなりません。
これって我々の業界にも言えるじゃないですか。「ものつくり大国日本」「日本の製造現場を支える職人技」...我々現場の人間からすると、そう言ってくれるのは有難いけど現実は結構悲惨な状態だったりするので、少し突っ込んで見て欲しいと思いませんか?
何だか他人事では無いなぁと。

この様な事態に対した支援対策も打ち出されましたね。
この支援策を受けるには必要条件が色々あるのですが、要するに「売上が落ちている」会社(人)向けと言う事です。
これ、全く関係の無い業種の人達が使う可能性が高いと金融機関の方が言っていました。
先にも書きましたが、努力なしの会社はこの騒動以前から「売上が落ちている」んです。今回の事を「無利子、無担保、長期間で借り換えできるチャンス」と捉える火事場泥棒の様な会社に行かない様に精査してもらって、必要としてる会社、人に行き渡る様に願いたいです。

いずれにしても今は早く収束に向かう様に一人一人が協力する時。
等しく大変な時期なんだと言う意識を持つ事が大事かと思います。


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