自然災害2

11/2午前9:00頃、うちのすぐ近くで大きな火災がありました。
辺りは騒然、テレビニュースにも取り上げられました。
プラスチック製品の工場なので、火の回りが早くあっと言う間に隣に燃え移り二棟が全焼。消防の方達の適切な対応でそれ以上の延焼は防がれました。

弊社も多くの方から安否のお気遣いをいただきました。ありがとうございます。
幸い電気系統は問題無かったので大勢に影響はありませんでした。
電話線が焼け落ちた影響で電話、FAX、インターネット(メール)が使えなくなりましたが、インターネットはスマートフォンのデザリングで凌ぐ事が出来ました。
現在は全て復旧しております。

災害については少し前に書いたばかり
やはり気になるので、本格的に保険の見直しをしています。

前年度と比較すると機械設備に対して補償額が低い。
正直言ってちょっと舐めてました。
ですが、これでは実際に被災して時に立ち行かなくなってしまうので今回は大幅に見直す事にします。

見積りしてもらうと倍以上の補償額になってしまいましたが、万が一被災した時、設備については全方位出来る限りの補償になります。
地震を抜かして...そう地震に対する保険。これ、めっちゃ高いんですよ(;´Д`)。
「発生する可能性が高いから」と言うのが第一の理由だそうです。

我々の仕事だと工場は鉄骨造が多いと思います。鉄骨造は地震の揺れに対しては強いです。それに工作機械は重いので基本的に倒れない、動かない(重心の高い機械は別)。
そしてフルカバーの機械の場合はカバーを閉めればかなり頑丈になります。万が一屋根材が落ちたとしてもカバーが曲る程度で済むと思われる。(東日本大震災の時に実際そうだったと言う事を聞きました。)
そう言う考えから今までは地震保険は入ってませんでした。
ですが火災が発生した場合は倒壊の危険があります。
鉄骨でも540度以上になると途端に弱くなる。

グニャグニャです。これを見ちゃうと考えを改める必要がありますよね。

地震が原因の火災が近隣で起きて、その貰い火で火災が発生した場合、地震による火災と言う事で補償を受ける事は出来ない可能性が高い。(貰い火でも)となると、やはり地震保険は入っておいた方が良さそうです。

後の問題は休業補償。
ここまで付けるとちょっと保険と言うには過ぎたる物になってしまいますが、まだ記憶に新しい台風被害をちょっと考えてみると、今回の台風も進路が少しズレていたら?江戸川、中川に挟まれている三郷市は?そう考えるととても怖い。

実際の所、台風による水害の復旧には工作機械メーカーも全力で対応にあたっているそうです。ありがたい事です。ですが、復旧に向けて動ける所もあれば、それが原因で廃業する会社もあります。
弊社のお取引先の方の話しでは台風被害で廃業する会社が実際にあるそうですし、他からもチラホラ似たような話しは聞こえてきます。
そこの仕事をどこが引き継ぐのか?従業員は?ちょっと考えただけでも問題は山積、そしてお金は出ていくだけ...

(´ε`;)ウーン…悩ましい問題です。
来年からは更に保険料が上がるとの事です。
まぁこれだけ毎年色々あれば当然ですよね...

そしてやっぱりお取引先や仲間との連携は大事だと思います。
前述した通り工作機器各社、サービス員を各地から増員して当たっている様なので、現在は通常のサービスが受けられないかもしれません。
我々も出来る所は自分で行ったりする等、被災した会社さんの復旧に少しでもメーカーサービスを回せる様に協力していきたいですね。

さて外置きキュービクルの保険適用の件です。
基本的に工場の機械に掛けられている保険は、工場内、細かく言うと工場の屋根が完全にかかってなければ工場内と認められず保険は適用されないです。
「うちの工場は機械の保険に入ってるから大丈夫」と思って安心してませんか?
キュービクルは工場の外に設置している会社さんが多いと思います。キュービクル自体に屋根付いてるし、受電電柱の近くに置いてる場合が殆どなのでは?
ここは一つ見直してみて下さい。キュービクルは意外と高価ですし、これが無いと我々の業界は仕事になりませんしね。

いずれにしても自分で立てる所は自分で立つと言う事が大事だと思うんです。
可能な限り準備をした上で横の連携で協力体制を取ると言うのが大事ですよね。


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