景気と今後

11月も中盤に差し掛かり、朝夕は寒くなってきました。
仕事の方は熱い状況が続いています。これもお客様、協力会社皆様のお陰です。
ありがとうございます。

景気の先行きは不透明さが増してますね。
「この所(景気は)どう?」と言う話しを多く聞く様になって来ましたし、皆様も今の雰囲気に不気味さを感じている事と思います。

現状で勢いのある業種は医療関係でしょうか。世の情報を見ていても製薬会社各社は調子良いみたいですしね。
一時期低迷していた半導体関係も若干の持ち直しが見られる様です。
ただ、その前まで異常なくらい沸騰していた事を考えると急激に回復するとは思えません。
5Gが騒がれていますが、既に生産の為の設備は終了していると聞きます。と言う事は今後5Gの関係で機械関連が大きく動く事は無いと見ていた方が良さそうです。
工作機械も減、自動車関係、鉄鋼関係もイマイチ...う~ん本当にちょっと怖いですね。

実際にここ数か月で企業の倒産件数は増加に転じているそうです。
原因の一つは人件費の高騰...そりゃぁそうだ、製品の価格は上がらないんだから。
時間当たりのコストが上がって、原材料費(材料は無論、工具、油等含め)も上がる。だけど製品価格は上がらない、無理ゲーですねw。
このスパイラルから脱出するには効率を求める。ブランド力を強化する。という事になるのかな?
効率化、要するにほとんどの工程を自動化すればイイんですよね。けど、それだと人を雇用する必要なくなる。人件費?なにそれ?みたいな事になっていかない?これは行き過ぎか。
実際には自動化の投資をどうするか?って言う問題が大きいですね。これからは専用機に投資するのはちょっとナンセンスに思えるんです。簡単にカスタマイズ出来る事と、価格のバランス。
もう少し見守る所でしょうか。

それからブランド力。我々の業界で言うと難しい仕事が出来る。要するに技術力って事になるけど、1~2カ月講習受ければOK?そんな単純な話しじゃないですね。
この辺はもう一つの原因の人手不足にも繋がる話し。兎に角じっくり取り組む事が難しい世の中でどれだけ仕事の意義を伝えられるか...

そして始まる働き方改革。
今我々の業界(に関わらずかな?)は忙しい会社と忙しくない会社の二極化になっています。
忙しい会社の方に話しを聞くと物凄い残業時間だったりして驚きますが、働き方改革が始まったらどうなるんだろ?と他人事ながら考えちゃいます。

うちは2~3年前までは一日の残業時間3時間以上、休みの日も休日出勤なんて事が多かった。
基本的に私と社員が二人で回していた事も大きかったですね。
それからパートを入れて少しづつ変わってきました。
人を入れて増えてくるにつれ、仕事量も増えてきましたが上記の様な勤務形態から徐々に変化して今は月の残業時間は35時間弱になっていますし、私自身も日曜日は休める様になってきました。
改めて「一人+一人=二人分の仕事」では無いですよね。もう少し効率化して、徐々に技術が身につくって感じにしたいと思ってますが、どうなるかな。
おっと、ちょっと脱線しちゃいました。

二極化の構造はまだ進みそうですが、現状では受ける会社も一杯一杯になっているので、このまま進むと違う感じになってきそうです。

また来年度からは改正民法が施工されます。
我々に近い所のルールが変わる結構重要な事ですが、あまり周知されてませんね。
この辺の準備はしといた方が良さそうです。

色々とやる事は尽きませんが、だからこそ面白いんですよね。
この辺が解ってくれる人と働く事がまた面白い。
仕事の面白さってこういう所にもあると思います。
さてやりますか。


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