日本大学とは、うちも少しだけ関りがあるので残念です。
親の罪は子に及ばないと思いますが、「やっぱりあそこの人は…」等、見る目が一段厳しくなると言うのは確かだと思います。
良い仕事をしたとしても影響は少なくて、悪い事の影響は凄く大きい。
マスコミの煽り方にも問題がある様に思えますが、やっぱり映像のインパクトは大きいですよね。
(特にあのタックルの映像)
本当の事は解りませんが見た限りで言えば、上役の指示とは言え行ったのは本人。他責にしている部分もあったと思いますが、それでも自分の口で謝罪をした事については評価できると思います。
そう捉えると本人のケジメはついたのでは?と思います。
我々の業界で失敗と言うと不良を作って、それをそのまま出荷した。
と言う事が最初に思い浮かびます。
その時に「社員が確認しないで出荷してしまって…」とお客様に言いますかね?
お客様としては「ふ~ん、だから?」って感じですよね。
仕事をしている上で失敗は避けて通れない物です。
相手側にも同じ様な事がありますよね?お客様側での失敗で多いのは「発注漏れ」でしょうか。
いずれの失敗も相手側へ負担を強いる物ですが、お互い避けては通れない物である以上
謝罪を受け入れて次の行動へ繋げる事が大事だと思う。持ちつ持たれつ。
ですが、何にしてもまず起こった事に対して謝罪すべきだと思うんです。
一番はここですよね。これがあるからこそ、相手もある程度受け入れられる。
今回の件は、これが遅かった。
ここまで大きくなってしまった責任は「逃げの一手」を選んだ大学側にあると思います。
逃げれば追う。そして追うのはマスコミの本能みたいな物ですよね。
以前にも書きましたが必要以上に叩く風潮は違うと思いますが、マスコミの本能を刺激するような行動を取ったのはマズかったと思います。
「危機管理学部と言う物がある大学とは思えない」と言いたくなっちゃいます。
本人が思っている以上に組織のくくりで見られるのは日本の特徴なのかもしれませんが、これを言っても仕方ない。
この風潮があるからこそ日本的な文化や環境が成り立っている訳で、我々の大半はこの住みやすい環境の日本が良いと思っているはずです。
であればその特徴に沿って動く事が必要なんじゃないかなと思います。
失敗の回復は行動で示して行くしかない。
それは簡単に覆る物では無く、長い年月示し続ける必要があって大変な事だけど
「良くやってくれてる」と言う風になった時に一回り大きな信用を得られるのだと思います。
失敗の後のリカバリーが大事なんです。
うちにも言える事だし、世の中の全員、全組織に言える事だと思います。
全力を尽くしましょう。