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パーメンジュール加工は大鉄精工にお任せください

「パーメンジュールの加工をしてほしい」こんな思いはありませんか?
大鉄精工はパーメンジュールの加工実績があります。
パーメンジュールは軟磁性体の材料として優れた磁性特性を持ち、磁力が求められる航空機器や電子顕微鏡などの精密機器などさまざまな分野でその特性が活かされています。一方で特殊な材料であり切削性のデータも少ない材料です。しかし、大鉄精工は蓄積された切削経験を基にパーメンジュールの加工を可能にしています。

パーメンジュールの加工事例

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高級スピーカーに使用される部品の加工世界的にも有名なスピーカーに使われているYokeとポールピースを製作いたしました。すべての部品にパーメンジュール材を使用されています。

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パーメンジュール加工品材質名:パーメンジュール
サイズ:外径φ140、厚さ40

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パーメンジュール加工品材質名:パーメンジュール
サイズ:200×120×35(ヨーク)、32×32×7.5(ブロック)

パーメンジュールの特徴や用途

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パーメンジュールは鉄50%、コバルト50%を含む合金です。特にパーメンジュールはレアメタルであるコバルトが約半分を占めているため非常に高価でもあります。
パーメンジュールの特徴は磁場の影響を受けると磁化する軟磁性の特性を持つ合金であることです。軟磁性の特徴を持つ材料には、鉄やケイ素鉄、電磁ステンレス鋼、パーマロイなどが挙げられます。パーメンジュールは実用化されている合金の中で、最も高い磁束密度を持ち、非常に付加価値の高い材料です。
パーメンジュールは極めて高い磁性特性を持つため、さまざまな工業製品に採用されています。具体的な例を挙げると電子顕微鏡や電磁弁、モータ、電磁石、スピーカーなどです。

電子顕微鏡では、心臓部である磁気レンズのポールピースにパーメンジュールは使用されています。また、モータスポーツや航空機、医療機器のモータのコアに採用されています。磁束密度の高さを活用しモータを小型化、軽量化するためです。
その他にもパーメンジュールは高級車種用の特殊な電磁弁や半導体関連の高速・高級引力電磁弁、電磁石などに応用されています。

パーメンジュールの切削性

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パーメンジュールの加工性は非常に悪いです。特に鉄50%、コバルト50%からなるパーメンジュールの加工は脆性が強く冷間加工も厳しいほどになります。

そこでパーメンジュールの加工性を向上させるため、一般的な用途ではバナジウムが添加されており、パーメンジュール(鉄、コバルト49%、バナジウム2%)が代表的な合金組成です。
しかしバナジウムを添加しパーメンジュールの加工性を向上させても、脆性材料であるため難削材とよばれています。例えば、材料が脆いと切り込み深さや加工速度によっては、ひび割れが発生しやすくチッピングも起こりやすいです。

一般的にパーメンジュールは磁気特性を最大化するため熱処理をおこないます。この熱処理によりパーメンジュールは脆化しやすいため、熱処理後の加工が非常に困難です。さらに、熱処理前に加工したとしてもパーメンジュールは、熱処理による形状の変化が起こりやすいです。そのため、複雑な形状や薄肉加工など高い精度が求められる加工は、工夫が欠かせません。

一方でパーメンジュールは精度の高い加工が困難であるため、MIMとよばれる金属射出成型法による複雑形状や薄肉加工での生産も検討されています。

パーメンジュールの加工は大鉄精工にお任せください。パーメンジュールは非常に切削加工が困難である難削材です。しかし、パーメンジュールの加工は切削速度や工具の選定、切り込み深さなど適切な加工条件を設定すれば加工できます。パーメンジュールの加工にお悩みの方は、パーメンジュールの加工実績がある大鉄精工へお声がけください。

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